マテハン機器の階層化配置により、約40%の省人効果と、約1.6倍の収容効率を実現。

株式会社豊田自動織機 長草工場
https://www.toyota-shokki.co.jp/

業種:自動車・輸送機器
導入商品:自動倉庫 / 情報システム / その他

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導入効果

  • 倉庫内オペレーションにおいて、約40%の省人効果を実現(※1)
  • 自動倉庫や水平流動棚の階層化配置により、従来に比べ収容効率が約1.6倍に向上(※2)
  • 倉庫制御システム「IS-200」と上位システムとの連携で、必要なタイミングに必要な順序での部品供給を自動で行うことが可能に

※1:長草工場302工場向けの倉庫内オペレーションにおける入出庫・保管・搬送業務等に従事する人員数の導入前後の比較に基づきます
※2:本機器の導入前後の同一床面積に対する比較に基づきます


株式会社豊田自動織機では、繊維機械、産業車両、自動車・自動車部品の製造・販売を行っています。愛知県大府市にある長草工場では、トヨタ自動車の基幹車種であるRAV4の開発・生産を担っています。

これまで、車両部品の保管は遠隔地の外部倉庫で行っており、取引先から納品された部品の保管・仕分け等を人手で行い、その後、自社手配便により長草工場へ納入していました。しかし、この運用では、ホワイト物流の観点およびコスト面の双方において懸念があり、中長期的に車両生産の継続・拡大が見込まれる状況を踏まえ、さらなる競争力向上を目指す必要がありました。

そこで、長草工場に隣接する土地に、新たに車両部品の物流棟の建設を計画。構想の初期段階からトヨタL&Fのノウハウを活かした検討を進めました。その結果、今回の自動化対象である302工場(完成車組立工場)向けの作業エリアに、トヨタL&Fのパレット用自動倉庫「Rack Sorter P」、水平流動棚、垂直搬送機などのマテハン機器の導入が決定しました。

導入の結果、302工場(完成車組立工場)向けの倉庫内オペレーションにおいて、約40%の省人効果を実現(※1)。物流効率の高い倉庫運用を確立しました。また、自動倉庫や水平流動棚の階層化配置により、従来に比べ収容効率が約1.6倍に向上しました(※2)。さらに、倉庫制御システム「IS-200」の導入により、工程側が必要なタイミングに必要な順序で、自動で整列して出庫ができるようになり、高効率な部品供給が可能になりました。

今回の物流棟新設におけるオペレーションの変更により、物流棟から長草工場までのトラック輸送が削減され、ホワイト物流の推進にも貢献しています。

今後は、有人作業が残っている工程の自動化をはじめ、仕入先から完成車輸送まで含めたトータル物流ソリューションを検討してまいります。

【運用概要】

❶ 入荷(1階)

取引先から入荷した部品を、カウンタータイプ電動フォークリフト「geneB」にてバトンパスエリアに搬送・仮置き。その後、垂直搬送機で2階へと搬送します。


・トラックが到着すると、「geneB」で荷降ろしし、バトンパスエリアに搬送

・「バトンパスエリア」内の空いている場所に荷降ろし

・垂直搬送機に投入し、2階へ搬送

❷ 水平流動棚への入庫(2階)

2階に到着したパレットは、コンベヤにて水平流動棚まで搬送・入庫されます。水平流動棚は25基導入されており、各レーンには生産ライン約20分間の稼働に必要な量の部品が自動で振り分けられて格納されます。

❸ 水平流動棚での保管(2階)

入庫後は、出庫指示がかかるまで水平流動棚で保管されます。

❹ 水平流動棚から出庫(2階)

ラインの進捗に合わせて上位システムから出庫指示がかかり、対象レーンの荷がすべて自動出庫されます。

❺ 自動倉庫での順立て(2階/3階)

水平流動棚から出庫されたパレットは、 パレット用自動倉庫「Rack Sorter P」9基で構成された302工場向け自動倉庫システムに、 2階から入庫されます。

その後、自動倉庫内で一時保管されたパレットは、工程の供給順に並び替えられて(順立て)、3階から出庫されます。1階で垂直搬送機に投入したあとは、人手を介さずに自動で作業が行われます。


・2階の入庫口から入庫し、一時保管

・自動倉庫内で工程への供給順に並び替え(順立て)

・3階の出庫口から出庫。出庫口に台車をセットすることで、パレットが自動で台車の上に積載されます

❻ 搬送(3階)

出庫後は台車を自動けん引車に連結し、次工程まで搬送。出庫の段階で順立てが完了しているため、出庫された順番に連結するだけで、供給順に整列されます。


・台車を連結し、自動けん引車で、302工場(完成車組立工場)または部品セット工程に搬送

・部品セット工程に運ばれた部品は、専用台車に部品をセット(※3)した後、自動けん引車にて302工場(完成車組立工場)まで運ばれます。

 ※3:302工場では、SPS(セットパーツ・サプライ)と呼ばれる方式を採用。1工程に必要な部品を台車にセットした状態でライン横のコンベヤに流しながら作業することで、作業者が箱から部品を探す手間を削減するとともに、ラインで保管する部品を最小限に抑えることが可能

・302工場(完成車組立工場)までは、公道の上にかかる橋梁(※4)を通って搬送。工場間のトラック輸送を無くし、輸送コストを大幅に削減しました

※4:県・市に相談のうえ、県道をまたぐ橋梁を設置

❼ 空箱返却(3階/1階)

部品の空箱は、生産ラインから物流棟まで自動けん引車にて搬送され、垂直搬送機にて3階から1階へ降ろされます。その後、「geneB」で取引先ごとの保管エリアに搬送・一時保管し、入荷を終えたトラックに積まれ、取引先へと返却されます。


・生産ラインから返却された空箱を垂直搬送機にて1階に搬送

・取引先ごとに分けられたエリアに空箱を一時保管

・入荷を終えたトラックが、空箱を積み込んで取引先へ出発

本事例における導入商品

  • パレット用自動倉庫(スタッカークレーン)
    Rack Sorter P

    上部空間を有効活用し保管効率アップ。大物・重量物の商品管理が可能なパレット用自動倉庫です。

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  • 倉庫管理システム
    WMS/WES/WCS

    物流情報の蓄積と物流業務の見える化による現場改善を支援します。