トラック荷役自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous」2台の導入で、トラック積み込み作業を自動化し、倉庫運用の完全自動化体制を確立。

花王株式会社 様
https://www.kao.com/jp/
業種:医療・医薬品・化学
導入商品:AGF(無人フォークリフト)




導入効果
- 長年の課題であったトラック積み込み作業の自動化を実現し、倉庫運用の完全自動化体制を確立
- 有人フォークリフト作業とほぼ同等の作業時間(約26分)でのトラック積み込みを実現
- 高度なセンシング技術により、安定した作業品質を実現
ハイジーンリビングケア、ヘルスビューティケア、化粧品、ビジネスコネクティッドの4つの分野で、生活者に向けたコンシューマープロダクツ事業を展開している花王株式会社様。豊橋工場では、主にビューティーケア・スキンケア商品の生産をしており、同社の他工場と比較して少~中量品の多品種生産であることが特徴です。
同工場では、生産と物流を一体で運営する「豊橋コネクテッド・フレキシブル・ファクトリー」として、無駄のない供給やリードタイムの短縮、およびCO₂削減を推進しています。2023年には次世代倉庫を稼働、入庫から仕分け、出庫までの自動化モデルを構築。さらに2024年7月からは、長年の課題であったトラック積み込み作業を自動化すべく、トヨタL&Fカンパニーと共同でトラック荷役自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous」によるトラック積み込みの実証実験を開始。同年10月から本格稼働に移行し、入庫から積み込みまでの完全自動化体制を整えました。
実証実験では、停車位置が一定でないトラックへの積み込みや、ドライバー・現場作業員が往来する環境での運用を実現する必要がありました。実証を重ねた結果、3D-LiDARを用いたSLAM技術等を活用した、非定位置かつ人が混在する環境下での安定稼働を実現する高い技術力をご評価いただき、本格導入を決定いただきました。
今回は、3つあるトラックバースの内、1つのバースに2台の「Rinova Autonomous」を導入。行先ごとに自動で仕分け・出庫された商品をコンベヤから荷取りし、ウイングトラックに積み込む作業を自動化しました。2台の「Rinova Autonomous」で、トラック両側から同時に荷役作業を行う運用で、有人フォークリフト作業とほぼ同等の約26分での積み込み作業を実現しています。また、高度なセンシング技術により、荷崩れなどのトラブル低減に寄与し、安定した作業品質の確保につながっています。
今後も両社で協業し、残りの2バースへの「Rinova Autonomous」導入による積み込み作業の全面自動化や、他拠点での活用を推進するとともに、 今回の知見を活かし、物流業界全体の労働力不足という課題に対する解決策を検討してまいります。
【運用概要】

【Rinova Autonomousの概要】
トラック荷台、またはパレット位置を検知し、トラックの停車位置に応じて走行経路を自動生成し、荷役位置にアプローチします。また、サイドシフト機能を使用し、横の荷物と一定の間隔を空けて自動で積み込みます。

■トラック到着前
2台の「Rinova Autonomous」はトラック到着までホームポジションで待機。

❶ コンベヤより荷取り
トラック到着後、荷物が自動で出荷コンベヤに運ばれます。
操作タブレットにて起動ボタンを押すと積み込み作業がスタートし、2台の「Rinova Autonomous」がそれぞれのコンベヤより荷取りをします。



❷ トラック積み込み
出荷コンベヤに到着した商品を1パレットずつ荷取りし、1台はトラック左側、もう1台はトラック右側から同時に積み込み作業を行います。
コンベヤからの荷取りおよびトラックへの積み込みは1台ずつ交互に実施するよう制御されています。



隙間検知などの高度なセンシング技術やサイドシフト機能により、隣のパレットと一定の間隔を空けて積み込みを行うことが可能。荷崩れなどのトラブル低減に寄与し、安定した作業品質を実現しています。


作業が完了すると、Rinova Autonomousは自動でホームポジションへ戻り、次の出荷まで待機。

■積み込み完了~トラック出荷
積み込み完了後は、トラックドライバーが緩衝材を入れ、トラックが出発します。





