産業用ロボットなどメカトロニクス製品の製造を行う安川電機様。ソリューションコンセプト「 i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を通じて、お客様に新たな価値を提供しています。近年の物流を取り巻く自動化ニーズの中、半導体製造装置用ロボットの生産量が2.5倍に増加。さらに人手不足もあり、部品の仕分け業務の自動化と効率化を図るため、トヨタL&Fの全設備可動式次世代型ソーター“t-Sort”を採用。導入前の業務シミュレーションの結果と、省スペースで短いリードタイムで設置可能な点が導入の決め手となりました。
物流量に応じて、設備のレイアウト変更やロボット台数の増減など、フレキシブルな対応が可能なt-Sortは、導入後に生産量が2.5倍になったにもかかわらず、7名の人員削減を実現。1時間あたりの処理数は、従来比で6倍となりました。また、バーコード入力し、ロボットに投入するだけのシンプルなオペレーションのため、初心者でも作業が可能で、新人作業者の受け入れ後の教育時間が不要となり、即、作業着手が可能となりました。

t-Sortの運用図

t-Sortの特長

●簡単導入
2週間以内の短いリードタイムで導入可能。ロボット上に商品を置くだけのシンプルなオペレーションで、仕分け作業の効率化を実現。

●省スペース
従来のソーターと比較し、最大1/2程度の面積で導入することができ、防火区画内での設置が可能。

●フレキシビリティ
台数、面積、仕分け先数の全てが変更可能。10台程度の小規模導入や季節ごとの波動に対応した短期間の貸出しも可能。

❶商品投入

バーコードを読み取り、オペレーターがロボット上に商品を投入。

❷自動搬送

WMSやWESの情報を元に、ロボットが自動で各シュートへ搬送。

❸荷物投入

出荷シュートに荷物を投入。仕分け作業が完了したシュートの荷物を作業者が取り出し。

❹管理モニター

運行状況はモニターで管理。ロボット制御システムで、常に最適なルートで仕分けされるように制御。

❺自動充電ステーション

バッテリーは安心の日本製。充電が不足すると、t-Sort自ら充電器に接続して充電。家庭用100V電源に対応しており、追加の電気工事が不要。