バケット用自動倉庫の導入で、作業者の労働環境改善を実現。
トヨタモビリティパーツ株式会社 様
https://toyota-mp.co.jp/
業種:通販・卸売・小売 / 自動車・輸送機器
導入商品:自動倉庫
導入効果
- 入出庫作業の自動化により、重筋作業を削減し、性別・年齢を問わない作業が可能に
- 歩行のムダを削減し、作業効率の向上を実現
- 柔軟な在庫管理システムのカスタマイズで、正確かつ高効率な入出庫作業を実現
トヨタ、レクサスブランドの純正部品、用品をはじめ、タイヤ、バッテリー、オイル等の自動車関連商品を販売店様、修理工場様へ販売しているトヨタモビリティパーツ様。2022年5月に静岡支社本部・部品センター・藤枝営業所・中部エリア受注センターを静岡県藤枝市高田工業団地内に移転されました。移転前は、重量物のバッテリーを棚保管していたため、作業者の重筋作業の負担や保管棚までの長い歩行動線が課題でした。そこで、トヨタL&Fのバケット用自動倉庫“ラックソーターB”の導入により、入出庫作業を自動化するとともに、手作業アシスト機器や電動ローリフト等を合わせて導入し、作業者の身体的負担を軽減しました。それにより、性別や年齢を問わない作業が可能となりました。
また、定位置(入庫・出庫ステーション)での作業が可能となり、歩行のムダを削減し作業効率が向上しました。在庫管理システムは既存システムとの連携、作業内容に合わせたカスタマイズにトヨタL&Fが柔軟に対応。正確で高効率な新部品センターの構築を実現しました。
■バッテリー入出庫作業エリアの運用図
■バッテリー入出庫作業エリア
入庫作業エリア
❶入荷した商品を電動ローリフトで自動倉庫まで搬送。
❷入庫時は、商品とコンテナのバーコードをハンディターミナルでスキャンしシステムに入力。
手作業アシスト機器を使い、商品をコンベヤに投入し、入庫。
❸コンベヤに投入後は、システムで制御された自動倉庫が指定の棚に商品を保管。
コンテナのたわみを防止する木板をコンテナの底に設置するなど、商品の重量を考慮した工夫を行っている。
出庫作業エリア
❹自動倉庫が出庫する商品を取り出し、コンベヤへ搬送。
❺出てきた商品を必要な数量のみ台車に載せ、残りは再入庫。
❻出庫が終わると、台車で出荷エリアまで搬送し、配送便積み込みトラックにて出荷。
ラベルプリンターを入出庫作業エリアに隣接することにより、作業者の歩行のムダを削減。