導入効果
- 横移動可能なオールウェイリフトで狭い通路でも長尺物の運搬が可能に
- パートナーラック移動タイプで省スペース化を実現、収容量が倍増
- 使用環境に適したフォークリフトとラックの導入で作業効率が向上
効率的な製品の荷役・保管方法を検討
木材・建材の製材・加工および販売などの木材卸売業を行っている小泉木材様。横浜市で近年、リフォーム需要が高まるなか、お客様のニーズに応える木材・建材の加工および供給をスピーディーかつ丁寧に行うことなどにより高い信頼を得ています。
小泉木材様は、東日本大震災や熊本地震を経て、災害時にも流通を止めない体制整備の必要性を感じ、事務所および倉庫の移転・新設を計画。それに伴い導入する物流機器について、代表取締役の小泉様は「倉庫スペースが限られているなかで、合理的に製品の入出庫・保管ができる方法を探していました」と話します。様々なメーカーと交渉した結果、トヨタL&Fを選択。理由として「トヨタL&Fさんはフォークリフトとラックを含めた物流システムをトータルにサポートしてくれます。将来的な取扱量の増加等を見据えたご提案もしてくれたので助かりました」と小泉様。
トヨタL&Fは、小泉木材様に物流機器や改善ノウハウへの理解を深めてもらうため、トヨタL&Fカスタマーズセンター東京へ案内。その結果、省スペース化に貢献するパートナーラック移動タイプ、横移動も可能で長尺物の運搬に最適なオールウェイリフト、電動フォークリフトのジェネBの導入を決断しました。
製品の収容量も作業効率も2倍に向上
現在、新設した倉庫では、最長4mの木材をはじめとする製品のラックへの荷役作業にオールウェイリフトを使用しています。また木材や建材を効率良く保管するためにパートナーラック移動タイプを導入。導入効果について「ラック間の通路幅は狭いうえに奥行きが14mありますが、横移動ができるオールウェイリフトなら、長尺や幅広の製品を効率的に運ぶことが可能です。またパートナーラックは移動タイプなので限られたスペースを有効に活用できます。このパートナーラックとオールウェイリフトの併用で収容量と作業効率が2倍に向上しました」と小泉様。さらに木材部部長の松田様は「オールウェイリフトは横移動ができるので車両位置の微調整がしやすく、棚ピッチぎりぎりの幅の製品でも出し入れがスムーズに行えます」と話します。 オールウェイリフトとパートナーラックの組み合わせにより、合理的な倉庫運営を実現された小泉木材様。「どれだけ生産性を高められるかを重視していますから、倉庫2階に導入予定のラックについてもトヨタL&Fさんには良いご提案を期待しています。また同業の仲間も個別の課題を抱えているので、それぞれに最適なサポートをしていただけると有り難いです」と小泉様は語られました。
横移動可能なオールウェイリフトとパートナーラック移動タイプのトータル提案で合理的な倉庫を実現
ボタン操作(写真❶)でラックが移動し、オールウェイリフト(写真❷)が進入。実質一つの通路スペースで、ラックへの長尺物の入出庫が可能で、庫内を最大限に活用しています。パートナーラック移動タイプはレールレス式なので施工が容易かつフラットな床面を実現。小径タイヤのリーチタイプフォークリフトでも通り抜けが可能です。また、取り扱う木材や建材の形状や量の将来的な変化を想定し、フレキシブルに段組みが行える仕様になっています(写真❸)。
屋外での入出荷作業はジェネBが活躍
防水性も高く、重量物の荷役にも十分なパワーを発揮する電動フォークリフト ジェネBで行っています。
トヨタL&F スタッフからお客様へ
長尺物を扱うということで横移動が可能なオールウェイリフトと、倉庫スペースが限られていることからパートナーラック移動タイプを組み合わせて導入することをご提案しました。カタログや口頭でのご説明だけでなく、トヨタL&Fカスタマーズセンター東京へご案内し、実機をご覧いただいたことも導入の後押しになったと思います。今後は、小泉木材様が少しでも安全に長くリフトやラックをお使いいただけるよう、アフターサービスを万全に行っていきたいと思います。